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Less Wrapping More Flowers

9月10日
読了時間: 2分



Less Wrapping, More Flowers



お花を包む素材には、運ぶあいだの乾燥や揺れから守り、贈る瞬間まで姿を保つ役割があります。だから、包装は多いほど丁寧というものでも、少ないほど正しいというものでもありません。必要なのは、持ち歩く時間、外気温、茎やお花の繊細さに応じて、守るための機能と飾るための層を分けて考えることです。



自然光の中で、包装とお花の重なりを見せるボタニカルイメージ


包装は、お花を守るための設計


切り口の保水、茎の固定、花弁が擦れないための空間、寒暖差からの保護。花束の包装は、見た目より先に、これらの条件を整えるためにあります。特に気温の高い時期は、お花の品質を保つうえで温度への配慮が欠かせません。紙、フィルム、紐にはそれぞれ異なる役割があり、一つの素材ですべてを賄えない場合もあります。



減らすのは、役割を見極めたあと


最初に考えるのは、何を減らせるかではなく、どこまで守る必要があるか。短い移動と長時間の配送では必要な保護が違い、丈夫な枝ものと繊細な花弁でも包み方は変わります。役割の重なる層を整理し、外したあとに分けやすい構成にする。素材の量だけでなく、受け取る人が迷わずほどけることも、包装設計の一部です。



お花の線を隠さない


GANONが花束を見るとき、包装だけを完成の輪郭にはしません。茎が伸びる方向、花首の角度、色の重なり、枝がつくる余白までがデザインです。包みがそれらを覆いすぎると、お花が持つ線は見えにくくなる。反対に、保護が足りなければ、手渡す前に形が崩れます。どこを見せ、どこを支えるか。その境界を決めることが、ラッピングの仕事です。



包装を外した、その先へ


受け取ったら、できるだけ早く包装を外し、茎の切り口を整えて清潔な水へ。詳しい手入れは、「花を長持ちさせる静かな手入れ」で紹介しています。包みは作品そのものではなく、お花が次の場所へ移るまでの一時的な構造です。飾る場所で包装がなくなったあとも、一本ごとの線や時間による変化が残ります。


素材を使い切る視点については、「花を捨てないデザイン」へ。Less Wrapping は、お花を小さく見せるためではなく、お花そのものへ視線を戻すための考え方です。


GANONのSeason Giftでは、プロのフローリストが季節のお花を一種ずつ目利きし、完成したデザインとして提案しています。包装の前に、どのお花を選び、どの線を残すか。その判断から、ギフトは始まります。






by GANON.

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