SDGsへの取組
SDGs(Sustainable Development Goals)とは「持続可能な開発目標」のことです。
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された
2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、
地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
「GANON FLORIST」は、この SDGsの理念や目標に賛同し、
私共が継続して出来ることが少しでも増えるよう考え行動していきます。
1.ロスフラワー救済プロジェクト
新型コロナウイルスの影響で冠婚葬祭やイベントの自粛が相次ぐ中で、価格の下落を防ぐため生産されたお花の約30%が生産者の元で廃棄処分。更に生花店でも平均して店頭販売の30~40%の生花が廃棄されており、世界全体でみると現在生花の廃棄率は食品ロスを上回っているとも言われています。生産者によって大切に育てられた生花が、需要もなくただ廃棄される現状を改善したいという想いから、「GANON FLORIST」では、廃棄になる花=ロスフラワーを減らすため、生産者・生花店・消費者で連携して、地産地消を基盤としたロスフラワー救済の様々な取組を行っています。
取組①「コロナによるロスフラワー救済プロジェクト クラファン」
2020年3月~冠婚葬祭やイベントの中止による大量のロスフラワーを無くす為、クラウドファンディングにより資金を調達し、棄てられるはずだった約70,000本の花を消費者に還元。生産者が育て・作った生花のロスを減少させ、コロナ禍に自宅で過ごす人々に花と笑顔を届けるプロジェクト。愛情を込めて生産者が育てた生花を、1本でも多く消費者の元へ届け、生産者と消費者を繋ぐことを目的としています。
・2020年6月に花生産者からの買い取りにより約70,000本のロスフラワー減少
・支援者381名にドライフラワーのスワッグや生花を使用した撮影、定期活け込み等をリターン
・2020年6月に花生産者からの買い取りにより約70,000本のロスフラワー減少
・支援者381名にドライフラワーのスワッグや生花を使用した撮影、定期活け込み等をリターン
取組②「北海道を花で笑顔にプロジェクト」2020年3月~
期間限定で頭に花を飾って写真を撮るHANANINGENをHikaru Seino自ら150名に実施することで、新型コロナウイルスによる需要の激減により廃棄される北海道の花を生産者から買い取り、北海道在住の方へ循環させる取組。
・6日間で150名に10,000本以上のロスフラワーを使用しHANANINGEN発芽・撮影
・24時間テレビに出演、北海道産(当別町上坂ファーム)のひまわりを1,000本使用した作品を制作
・自宅時間で花のある生活を届けるため北海道産の1,000本のひまわりを札幌で配布
・東急百貨店にてエンターテイメントショーと共に約1,000本の北海道産の生花を使用・配布
取組③「ロスフラワーを使用した商品の開発・販売」
生花店の多くで、枯れて廃棄になる生花を可能な限りドライフラワーにすることで廃棄をなくし、多くの方に愛されるリースやスワッグとして販売。大切に育てられた花がいつまでも人々の生活の中に残るように商品の開発・販売を実施しています。
3.GANON Jewelry
植物からインスパイアされたデザインを通して地球を尊敬し自然共存の思想を社会に届けるGANON Jewelryでは、品質の高いタイのシルバーを扱っています。
これら製品をタイで制作することによ り、タイ現地での雇用拡大に寄与しているほか、現地の会社(Mayuru Thailand Co.,ltd.)と共同で、労働者の保護と安全の労働環境、男女の雇用機会平等の実現をサポートしています。
Maruyu (Thailand) Co.,ltd.について
場所:440,442,444 Soi Chok chai Jong Jumreon, Rama 3Road
Bang Pong Phang, Yannawa, Bangkok 10120, Thailand
タイアトリエMaruyuは、日本など先進諸国と比べると大変厳しいタイ労働法を遵守するだけではなく、数々のEU,USベースのブランドのethical /technical auditにパスしています。また、女性従業員の割合も高く人種やジェンダーに関わらず活躍できる会社です。
・エシカル、サステイナブルをテーマとするASOSでは最高のGreen supplier 取得
・Clairesの監査でA pass
・SMETA では是正策必要なしの判定
・給与、休日、物理的労働環境は様々な監査書類が示すAランクで、ジェンダー、年齢、国籍に差別のない労働環境
・C-TPAT証明書がある運送業者を使用
[従業員]
・会社従業員女性割合 雇用者全体 88%
・女性役員及びマネージャー 50%
・最高責任者及び筆頭株主 女性
・日本人以外の割合 81%
・トランスジェンダー 随時雇用
[業務内容]
デザインを受け取り、アトリエや工場への指示書作り
サンプル作成業者から最終の仕上げ業者までの全てのコーディネート
天然石の買い付け
納品された商品の最終検品場所
輸出入の手続きから梱包
4.HANANINGEN
『フラワーロスの割合を1/10に削減』
一般的に30%と言われる生花店でのフラワーロス(仕入れた花を廃棄する割合)が、「GANON FLORIST」では「HANANINGEN」の取組により3%まで削減、継続して10年目となります。本来であれば数日間で売れ残った生花は廃棄になります。しかし、店舗内にてスタジオを設営し、毎日多くの一般の方の頭に花を飾って写真をとるHANANINGENの撮影を行うことで、自然と人の関係性をつくりながら、仕入れた花を全て活用しロスを大幅に減少することを可能にしています。
「1輪でも好きな花をみつけてほしい」という想いではじめた本プロジェクトは、自然を尊敬し、自然と共存することの大切さを社会に発信。現在世界で5万人以上が経験しています。
『どんな人でも活躍でき、スキルを世界に発信できる社会をテーマに、女性の活躍を推進』
フリーランスや主婦など女性を中心とした方々を対象にメイク・カメラ・HANANINGEN・運営方法等の講習を通して技術教育及びその後のサポートを行うことで、技術を身に着けた上で一人の自立したクリエイターとして社会で活躍できる仕組みづくりを行っています。
2024年4月現在、26人の女性が日本中でHANANINGENのクリエイターとして自立し、活躍中。
学歴や出身、ジェンダーに関わりなく「世界一花を愛せる国を作る」という理念に共感した人々がやりがいをもって働くことのできる社会を目指し、私達の技術と知識をこれからもシェアし続けます。
「GANON FLORIST」では、
・子育てを行うスタッフの仕事と家庭生活の両立を支援するための雇用環境の整備に努めています。
・育児休業等、雇用保険法に基づく育児休業給付、労働基準法に基づく産前産後休業など諸制度の周知・情報提供を徹底しています。
・年齢や人種、ジェンダーに関わりなく管理職に就任し活躍できます。
・従業員(正社員及びアルバイト)の50%が女性です。