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The Beauty of a Bent Branch

11 分前
読了時間: 2分

The Bent Branch Is Beautiful


まっすぐであることだけが、枝物の美しさではありません。根元から弧を描く枝は、一本で視線を遠くへ運び、何も置かれていない壁や窓辺までデザインの一部にします。曲がりを直すのではなく、その線が向かう先を見つけることから、枝物の飾り方は始まります。


石の器から弧を描く黄色いお花の枝と白い壁に落ちる影

曲がりの理由を、一つに決めない

枝や幹の向きには、光に対する反応と重力に対する反応が関わります。周囲の枝との関係や成長した環境も重なるため、完成した形だけを見て「風で曲がった」「雪に押された」と原因を断定することはできません。大切なのは物語をつくることではなく、節の間隔、芽の向き、太さの変化を見て、その枝が今どちらへ伸びようとしているかを読むことです。


根元から先端へ、線を追う

枝物を器へ入れる前に、横に置いて根元から先端まで視線を動かします。最初に大きく曲がる位置、細い枝が分かれる方向、芽やお花が集まる場所を確認します。次に枝をゆっくり回し、先端が自然に抜ける角度を探します。正面は一つとは限りません。器に挿したとき、枝の線が壁へぶつからず、その先に空気が残る向きが、その空間での正面になります。


器と余白で、傾きを支える

長い枝ほど、見た目の重心と実際の重心が離れます。口の狭い安定した器を選び、必要に応じて花留めを使い、枝先が人の動線や照明へ張り出さない位置に置きます。枝の傾きと反対側へ小さなお花や葉を足すときも、左右を同じ量にそろえる必要はありません。器の重さ、枝の影、周囲の空白まで含めて均衡をつくると、一本の曲線がより明確に見えます。


GANONが枝に見るもの

GANONのフローリストは、日本各地の産地から市場を通じて届く季節のお花と枝物を一種ずつ見ます。枝の曲がりだけでなく、根元の太さ、節のリズム、先端の細さ、芽が開いたあとの重さ、光を受けたときの影まで確かめます。整った左右対称へ近づけるのではなく、その枝にしかない線が最もよく見える余白を残し、完成したデザインへ組み上げます。お客様には、その判断まで含めて仕上げたデザインから選んでいただきます。


葉や花弁、乾いた実の表面をどう読むかは、「植物の質感」でご紹介しています。

季節のお花と枝の線を生かしたデザインは、GANON FLORISTのSeason Giftからご覧いただけます。


by GANON.

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