4月5日の誕生花は「勿忘草(ワスレナグサ)」
曲名にもなり有名なお花ともなってきましたが、、実際にどんなお花なのかは意外に知られていません。
8年ほどお花の仕事をしている筆者でも、結婚式のテーブル装花として取り入れさせて頂いたことが1度あるだけで、それ以外は勿忘草を扱ったことはありません。
なかなかレアなお花です。
今回はそんな知っているようで知らない勿忘草について書いていこうと思います。
4月5日の誕生花を知りたい方は、ぜひ以下もチェックしてください。
4月5日の誕生花「勿忘草(ワスレナグサ)」
名前の由来:まずは勿忘という言葉についてです。
勿忘、この言葉は昨年大ヒットした映画の主題歌にもなったので聞いたことがあるかもしれません。
“私を忘れないで”という意味の言葉です。
勿忘草の花言葉もその言葉通り“私を忘れないで”です。
ドイツには川のほとりで見つけた勿忘草を彼女のために摘もうとして川に流されてしまい、水中に消えてしまうまで“僕をわすれないで!”と叫びながら亡くなってしまった悲しいお話が名前の由来として残っています。
勿忘草の花言葉
私を忘れないで
真実の愛
“私を忘れないで”
なかなかこの言葉を人に伝える機会はそうないのではないでしょうか?
言葉として伝えるのは勇気がいると思いますし、言われた方もずっしり来ると思います。
このような悲しい花言葉をもつ勿忘草ですが、実は先程のドイツの悲しい物語には続きがあり、彼の見つけてくれた勿忘草を死ぬまで髪に挿し、彼を想い続けた彼女との2人の絆から“真実の愛”という花言葉もあります。
勿忘草は「新しい恋を結ぶお花」
ここまでの流れですと、ちょっと縁起が良くないから人に贈るのはためらうお花かもと思ってしまうかもしれません。
しかし、勿忘草は恋の終わりだけでなく、”新しい恋を結ぶお花”でもあります。
ドイツでは、偶然見つけた勿忘草を左脇に挟んで帰宅すると、その後に会った人が伴侶になる人の名前を知らされているとされています。
また、スイスでは勿忘草をポケットに入れて好きな人に会いにいくと、その恋が成就すると伝えられています。
勿忘草の贈り物・ギフトフラワー
ヨーロッパで古くから「新たな恋の花」としての意味合いをもつ勿忘草。
ぜひ大切な人な方への誕生花として贈ってみましょう。
しかし前述しましたが、この小さくて可憐なお花がお花屋さんに出回ることは滅多にありません!
なぜなら、
流通する時期が4~5月と限定されている
他のお花とうまく組み合わせないと埋もれてしまう
花束などにするにも脇役の中の脇役、お花屋さんからするとちょっぴり使いづらいお花なのです。
しかし、お花屋さんには他にも魅力的で人気のお花屋たくさんあります。ぜひ、誕生日の時期に旬を迎える綺麗なお花をおくってみてはいかがでしょうか。
季節のおすすめアレンジメント
GANON FLORIST(ガノンフローリスト)は、花材選びをすべてお任せいただき、毎月フローリストが厳選したお旬の花のみを提供する花屋です。